大会パンフレットは誰もが一度は目にしたことがあると思いますが、どのように作られているかご存じでしょうか。
作成するにあたり、手順や意識したいポイントを知りたい方もいらっしゃるでしょう。
今回は、大会パンフレットの作り方と、作るときのポイントをご紹介します。
□大会パンフレットの作り方は?手順を5つに分けて解説します
大会パンフレットの作り方の手順を解説します。
*目的を決める
まず初めに、パンフレットを作る目的を明確にしましょう。
パンフレットを読んだ人にどのように感じてほしいか、どのように行動してほしいかを考える必要があります。
スポーツ大会のパンフレットであれば選手に招集場所をわかりやすく伝えること、ピアノの発表会のパンフレットであればだれが何を演奏するのかを分かりやすく伝えることなどが目的になります。
*ターゲットを決める
次に、パンフレットのターゲットを決める必要があります。
ターゲットを狭く絞らないと迷いが生じて情報もまとまりにくくなり、印象に残にくいパンフレットになりかねません。
特定の1人を想像してその人に向けてプレゼンするイメージで作ると、読み手に印象を与えられるパンフレットに仕上がるでしょう。
出場者・出演者がターゲットであれば、進行や内容が把握しやすいように文字メインでシンプルに仕上げる、観に来られる保護者の方がターゲットであれば、子供たちのコメントや顔写真を掲載する、というように、ターゲットを絞ることでアレンジがしやすくなります。
*コンテンツを決める
コンテンツはパンフレットの中身を決める重要な要素であり、目的とターゲットに合ったものである必要があります。
作成者にとってはわかりやすいパンフレットでも、読み手に情報が伝わりにくければ目的は果たせません。
読み手が知りたい情報を意識してコンテンツを選びましょう。
*デザイン・構成・サイズを決める
パンフレットの印象を左右するデザイン、構成、サイズを決める上でも、目的やターゲットを意識することが重要です。
例えば大会パンフレットは、参加者やスタッフ、観客に、会場の場所や時間の情報を正確に伝える必要があります。
その場合、特に重要な情報は大きな文字で強調したり、表を活用してスケジュールを載せたりすることで、読み手に情報が伝わりやすくなります。
配色も工夫すると、より読み手に興味を持ってもらえるでしょう。
誰に何をアピールしたいのか意識しながら、レイアウトを考えることが重要です。
また、内容によってサイズは異なりますが、A4サイズが一般的です。
*予算・納期を決める
印刷後の問題や修正にも対応できるように、できるだけ多めに予算をとっておくのが理想です。
そして、多めに見積もっておけばページ数を増やせる場合もあり、コンテンツを取捨選択する必要もなくなります。
納期もギリギリに設定せず、万が一修正が必要な場合やコンテンツ変更での刷り直しなどを想定し、日数に余裕を持たせることをおすすめします。
予算と納期を余裕をもって設定しておくことで、気持ちにも余裕が生まれますし、ページ数や万が一印刷後に問題が起こった時の選択肢も増えて、作成者にとってもより納得のいくパンフレット作りができるでしょう。
目的やターゲットはさまざまですが、どのパンフレットも読み手に情報を伝えるために作られます。
どのステップでも読み手のことを第一に考えながら、伝えたい情報や伝わりやすさを意識して作成することが重要です。
□パンフレットを作るときに意識したいポイントは?
ここでは、実際にパンフレットを作るときに知っておいた方が良いことをご説明します。
例えばスポーツの大会の場合、大会に出場する選手や運営スタッフ、選手の応援に来た観客など、さまざまな年齢層の方がたくさん集まるため、年齢層や立場に関わらず、どんな人にとってもわかりやすいものである必要があります。
特に大会のプログラムで最も重要なことは、進行状況をわかりやすく伝えることです。
競技の名称や試合の会場と開始時刻、競技の順序は必ず載せましょう。
選手だけではなく、スタッフにとっても選手の召集や試合の準備をする上で欠かせない情報であり、観客もパンフレットの情報を頼りに競技場所へ移動します。
必要な情報が不足していると、大会の進行具合に影響を及ぼしてしまう可能性がありします。
発表会や学会など、文化系の大会についても同様です。
発表者や時間の目安、会場の他に発表の内容も軽く紹介すると、読み手の興味をより惹きつけられるでしょう。
どの大会のパンフレットでも、読み手が行動に困らないように、情報の漏れなく、どのような立場の人にとってもわかりやすいものを作ることがポイントです。
□まとめ
今回は、大会パンフレットの作り方と、作るときのポイントをご紹介しました。
大会パンフレットを作るときは、今回ご紹介した手順とポイントを参考に、大会に関わるすべての人にとって情報が伝わりやすいものを作りましょう。
大会パンフレットを大量印刷する際は、ぜひ協友印刷での印刷をご検討ください。