写真集の作り方は？アイデア例も紹介します – 冊子印刷のお悩み解決ブログ

自作の写真集は、大切な思い出を残せる素敵な一冊です。
せっかく時間や費用をかけて製作するのであれば、納得のいく仕上がりになるようにこだわりましょう。

本記事では、写真集のつくり方やアイデア、またおしゃれに仕上げるためのポイントについて解説していきます。

□写真集の作り方は？3つのステップで進めましょう

1.テーマを決める

撮った写真をただ集めて1冊にまとめるだけだと、単なるアルバムとなってしまいます。
写真集は、テーマに合わせて編集された一冊です。
良い写真集にするためには、「子供」「日常」「山」などのテーマを決めましょう。

さらに、「笑顔の子供」というように具体的なテーマであるほど、読者に伝わりやすい写真集となります。

しかし、はじめのうちは深く考えすぎずにとりあえず何らかのテーマを決めてみましょう。

2.使う写真と使わない写真を決める

写真を選定するコツは、散らかすこと、断捨離することです。
散らかす作業では、とりあえず使いたい写真を洗い出します。
一瞬でも「いいかも」と感じられた写真は候補に入れておきましょう。

次は、思い切って使わない写真を決める断捨離の作業を行います。
捨てがたい写真も多くあるかもしれませんが、テーマに沿っているか、テーマが伝わりやすい写真はどれなのか、という基準で決めていきましょう。

3.レイアウトに強弱をつける

使う写真が決まったら、特に目立たせたい写真を決めて写真の優先順位をつけていきましょう。
特に目立たせたい写真は、見開きページ一面にどの写真よりも大きく配置するとレイアウトに強弱が生まれます。
写真集は最初のページから最後のページの中でストーリーが出来上がるので、どのような順番で並べればメッセージを伝えられるのか意識しながらレイアウトを考えてみてください。

□どんな写真集にする？アイデアを紹介

ここからは、写真集の構成アイデアをご紹介します。
ぜひ、作品の完成形をイメージするのにお役立てください。

＊日記・フォトブックダイアリー

お子様やペットの成長、様変わりする街の景観や季節の移ろいなどを記憶にとどめて置くのに最適です。
日記のように、一日分のタイトルとして日付を付けます。
その日の出来事や撮影場所、時刻、簡単なコメントを添えましょう。
分かりやすい時系列の写真集を作りたい方におすすめです。

＊テーマ別にまとめる

いくつかのセクションに分かれて、それぞれにサブテーマを付けてまとめます。
例えば、赤ちゃんの写真集であれば「笑顔」「寝顔」「変顔」「泣き顔」といったサブテーマを決めて、それぞれのお気に入り写真をまとめます。
ユニークで印象的な写真集にしたい方におすすめです。

＊定点撮影の記録写真集

時間の経過によって人や家、街の景色が変化する様子を長期間にわたる定点撮影の写真によって表現します。
例えば、お子様が生まれた際に自宅の前で家族写真を撮影し、その後も毎月、毎年同じ場所で同じ構図で同じポーズの写真を撮影します。
定点写真集を1ページ1点で、連続で配置することによって変化がより分かりやすくなります。

「変化」を記録して残したいという方におすすめです。

□おしゃれな写真集に仕上げたい方へ

写真集をおしゃれに仕上げるためのポイントは3つあります。

1つ目は、冊子のスタイルを意識することです。
写真集に使用する紙の質感や綴じ方により、その雰囲気は大きく左右されます。
あらかじめ、理想の仕上がりをイメージしておくことで、スタイルが決めやすくなります。

例えば、高級感のある写真集にしたいのであれば、無線綴じを選んだりカバーを付けたりすると理想のイメージに近づきます。

2つ目は、使う写真を厳選するすることです。
おしゃれな写真集に仕上げるために、お気に入りの写真を選ぶことも大切です。
最初に決めたテーマに合わせて、統一感を意識しながら本当に掲載したい写真を厳選しましょう。

例えば、「シンプル」をテーマにするのであれば、人物や建物、色など要素が多すぎないものや余白が十分にある写真を選ぶことをおすすめします。
販売されている写真集や雑誌を参考にすると分かりやすいでしょう。

3つ目は、レイアウトやフォントに気を付けることです。
レイアウトやフォントにまで気を配れると、さらにイメージに近い写真集に仕上げられます。
レイアウトは、ページごとにメリハリをつけることを意識しましょう。
同じレイアウトを繰り返すのではなく、ページによって配置や大きさを変化させると見ていて楽しい一冊に仕上げられます。

また、フォントも写真の雰囲気やテーマに合わせましょう。