大会プログラム作り方について！基本から紙選びまで紹介します

イベントやスポーツ大会のときに、プログラムは参加者や観客にとって、イベントの全体像を理解するための重要なガイドブックです。
そのため、プログラム作成は単なる事務作業ではなく、イベントの成功を左右するクリティカルな要素と言えるでしょう。

今回は、効果的な大会プログラムの作り方や注意点を紹介します。

□大会プログラムの基本的な内容と構成について

大会プログラムは、簡易型と冊子型の二つの形態が主流です。
簡易型は、最低限の情報を網羅する形で、冊子型はより詳細な情報とコンテンツが盛り込まれます。
イベントの規模や目的、参加者のニーズに応じて、どちらのタイプのプログラムにするか、検討しましょう。

簡易型のプログラムには、大会名称、日時、会場、進行スケジュールなど、必要最低限の情報を掲載しましょう。
このタイプの魅力は、1枚持っているだけでイベントの大まかな流れが把握できる点です。
特に、大会の規模が小さい場合や、情報が少ない場合には、このタイプが非常に効果的です。

冊子型では、基本情報に加えて、参加者名簿、参加者の写真や紹介文、対戦表、スタッフ名簿など、より多角的な情報が掲載されます。
これにより、参加者や観客はイベントをより深く楽しめます。

運動会や発表会など、保護者が子供を見に来るような大会では、冊子型が採用されることが多いです。
冊子型にすることで、子供たちの意気込みや自己紹介を記載できます。

大きい規模の大会でなくても、観客に大会以外の情報を伝えたい、というときには、冊子型の方が向いているでしょう。

大会プログラムを作成するにあたってのポイントを3つ紹介します。

情報を1枚にまとめることで、視認性が高まり、参加者や観客がスムーズに情報を得られます。
簡易型のプログラムであれば1枚で全ての情報が見られるようにし、冊子型のプログラムであれば目次ページを1枚に納めるようにしましょう。

1枚に情報をまとめると、情報の把握がしやすくわかりやすい、というのがメリットとして挙げられますが、それ以外にも、1枚にまとめることで、印刷に必要な紙の量も削減できます。
これはコスト削減はもちろん、環境に優しいという点でも非常に重要です。

さらに、配布も容易です。
大量に印刷してもその重量は軽く、配布スタッフの負担も軽減されます。

冊子型のプログラムの場合は、ページ番号を付けましょう。
また、目次にも対応するページを明記するのがおすすめです。
ページ番号を明記することで、情報の位置が一目でわかり、説明や指示がスムーズに行えます。

ページ番号があれば、紙のプログラムとデジタル版との連携もスムーズに行えます。
例えば、QRコードを使って特定のページにジャンプするなど、多機能な利用が可能です。

また、ページ番号があると、プログラム内の情報が欠落していないか、一目で確認できます。
これにより、重要な情報の見落としを防ぐことができます。

プログラム作成時には、参加者や観客がどのように情報を受け取るかを考慮し、専門用語や難解な表現は避けるよう心がけましょう。
これにより、分かりやすく、使ってもらえるプログラムになります。

特に注意が必要な点は、使う言葉、フォント、色です。

参加者や観客は幅広い年齢層から集まる可能性があります。
高齢者や子どもたちにも分かりやすい言葉を選ぶことで、全ての人が楽しめるイベントになります。

また、視覚や聴覚に障害を持つ人々にとっても、プログラムは容易に理解できるものでなければなりません。
フォントサイズはなるべく大きくする、ユニバーサルデザインのフォントを使う、コントラストがはっきりした色を使う、などを心がけましょう。

華やかな表紙には、コート紙やマットコート紙が最適です。
これらの紙は色の再現性が高く、高級感を演出できます。

表紙に光沢を出したい場合はコート紙、光沢をおさえ、上品な印象を持たせたい場合はマットコート紙がおすすめです。

特に、大規模なイベントや、スポンサーがついている場合には、このような高品質な紙を使用することで、イベントの品質を高められるでしょう。

また、対戦表やスケジュールには、上質紙がおすすめです。
筆記性が高く、観客がメモを取りやすいです。

特に、観客が積極的に参加するようなイベントにおいては、このような紙が非常に有用です。

今回は、大会プログラムの作り方や適切な紙選びの方法などをご紹介しました。
効果的な大会プログラム作成には、その形態、内容、さらには紙質まで、多くの要素が影響します。

しかし、そのすべては参加者や観客がイベントをどれだけ楽しめるかに直結しています。
この記事で紹介したポイントを活かし、次回のイベントや大会で成功を収めてください。