3月は卒業シーズン。卒園を迎えた多くの園児たちが巣立っていきます。
卒園時に幼稚園の思い出として渡されるのが卒業文集です。
今回は卒業文集を作る時のポイントと注意事項を解説します。
□卒業文集の作り方について
幼稚園の卒業文集を作るには、まず内容を決めます。
園児たちの作文や、幼稚園の行事など、掲載するものを決めます。先生たちからのコメントもあるとよいでしょう。
次に、原稿を作ります。
InDesignやillustratorなどのソフトを使わなくても、WordやPowerPointなどで作成し、PDFで保存すれば入稿可能です。
紙に描いたイラストは、スキャンしてデータ化しましょう。
原稿を作る際に、端まで文字を入れたら、製本した時に文字が切れてしまう恐れがあります。切れたら困る文字や絵は、端から5ミリ以上空けて配置しましょう。
綴じる側は、15ミリ以上空けるようにしましょう。文字が読みにっくくなってしまいます。
原稿が揃ったら、印刷会社へ発注します。
3月は印刷会社が大変混み合いますので、発注予定の印刷会社に事前に連絡を入れた方がよいでしょう。予約ができれば安心です。
入稿したデータに問題がなければ、納品されるのを待つだけです。
□表紙について
園児たちが描いた絵を入れて表紙を作るのは、いい思い出になりますね。
表表紙と裏表紙を見開きで作る場合、文集の綴じ側が右になるのか左になるのかによって、タイトルの入れる位置が変わりますので注意してください。
【右綴じの場合】
縦書きの文集は右綴じになります。
左側にタイトルを入れましょう。
製本すると図のようになります。
【左綴じの場合】
横書きの場合は左綴じになります。
右側にタイトルを入れましょう。
製本すると図のようになります。
右綴じだからといって右側、左綴じも同じく左側にタイトルを入れると、製本したらタイトルがそれぞれ裏表紙に入ってしまうので注意しましょう。
どちらの綴じ方でも注意しなければいけないのは、絵が真ん中に入っている場合です。
製本すると上図のようにウサギさんが半分しか見えず、かわいそうなことになってしまいました。真ん中で折られることを考慮に入れて、顔に掛からないように注意してください。
□まとめ
卒業文集は、幼稚園に関わる全ての人により作り上げます。原稿をまとめるのに時間が掛かると思いますが、印刷会社への予約だけは忘れずに入れてください。
弊社では、いつでもご相談をお待ちしております。
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