「自分史」とは、これまで生きてきた「自分の歴史」のことです。自分史をまとめて、冊子という形にして残してみませんか?
今回は、自分史の作成方法とポイントを解説します。
□自分史とは
自分史とは、読んで字のごとく「自分の歴史」です。偉業を成し遂げた人だけではなく、誰でも自分の歴史を持っています。
特記することがない平凡な人生のように思われても、類まれなエピソードがたくさん出てきます。毎日の積み重ねがすでに歴史となっているのです。
それを文章に書き出せば、自分史の完成です。
日記やブログを整理してもかまいません。過去の出来事を時系列で記載してあるので好都合です。
上手に文章を書けないという理由で、制作にこぎつけない方もいらっしゃいます。
結論から申し上げますと、上手く書く必要はありません。ただ、自分の言葉で語ればよいのです。
むしろ、書いているうちに文章力は上がっていきます。
□自分史を作るメリット
自分史を執筆するということは、自分の人生を振り返るということです。
忘れていた過去を思い出すきっかけになり、自分自身への理解を深めることができるのです。
時に、やりたいことがあったけれど、実現していないことを思い出します。それらを新たに始めれば、未来への活力が沸いてきます。立ち止まって振り返ることは、悔いのない人生を送ることへつながっていくのです。
□自分史の作成手順
*装丁を決めましょう
自分史を作る決意が固まったら、執筆を始めましょう。
自分史を作るのに躊躇するなら、俳句や短歌を詠む方なら句集や歌集、写真を撮るのが趣味なら写真集を作るのも良いでしょう。作品も自分の足跡なのです。
内容が出来上がったら、データを作成していきましょう。
そのためには自分史の体裁を決めます。サイズが決まっていなければデータを作りようがありません。
サイズは手頃なA5サイズがお薦めです。A4等の大きなサイズは雑誌感が出てしまいますので、あまり大きくない方がいいでしょう。
*自分史の用紙
次に用紙を決めます。
表紙にタイトルだけいれる場合は、白い用紙ではなく、色や模様が入った用紙が良いでしょう。レザックという用紙は、皮のような模様が入っており、高級感を出してくれます。
写真を入れるなら、白の光沢紙が良いでしょう。
デザインに合わせて用紙を選択しましょう。
本文は、文章だけならクリーム色の書籍用紙がお薦めです。書店で販売されている書籍と同じ本文用紙を使用すれば、それだけで見栄えがします。
写真を入れるなら、白い上質紙や光沢紙が良いでしょう。
*自分史の製本・加工
製本形式は上製本と無線綴じがお薦めです。ハードカバーはしっかりしていますが、その分費用が掛かってしまいます。
無線綴じでも見返しを付けたら、グッと高級感が増してきます。
*データ作成
体裁が決まったところで、データを作成していきます。
操作に技術が必要なDTPソフトを使用しなくても、WordやPowerPointなどで作成し、PDFで保存すれば印刷会社に入稿可能です。
テキストデータは作れるけれど、ページアップが難しいという方は、弊社にご相談ください。
□まとめ
形に残る自分史ができあがれば感慨深いものがあります。家族や親族に読んでもらえば、親睦を深めるコミュニケーションツールにもなります。
自分史を作ってみませんか。