短歌集を作りましょう


最近では、短歌をSNSで発表することができるため、気軽に詠む方が増えています。
ご自身で詠みためた短歌を、作品の集大成として短歌集にまとめてみませんか?短歌集を作りたいと思っても、作り方がわからなくてお悩みではありませんか?
今回は短歌集の作り方を解説します。

□短歌集を作るために

短歌集を作るには、まずどの短歌を載せるか選別します。ご自分の作品は思い入れが深いので頭を悩ませる作業です。悩みすぎて進まない場合は、潔く全作品を掲載しましょう。
短歌を選んだら、掲載する順番を決めましょう。作成順や、四季に分けて掲載する方法も多くみられます。

□短歌集の装丁を決めましょう

*短歌集のサイズを決めましょう

短歌は文字取り短い歌ですので、あまり大きなサイズで作らない方がよいでしょう。短歌集でよく使われているサイズはA5サイズです。

*レイアウトを決めましょう

サイズが決まったら、それに合わせてレイアウトやデザインを決めましょう。
1ページあたり五首前後掲載するとバランスが良いでしょう。行間を空けてゆったりと配置した方が、歌の情緒が汲み取りやすくなります。
短歌は文字が主役です。書体によっても印象が変わります
ので、歌のイメージに合う書体を選びましょう。ポップな書体で朗らかな感じや、筆文字で落ち着いた雰囲気を出すのも良いでしょう。

*用紙を決めましょう

表紙、本文、それぞれの用紙を決めましょう。
まず表紙にタイトル文字を入れるだけなら、イメージに合った用紙にこだわりたいですね。ファンシーペーパーと呼ばわる特殊紙は、色、柄、風合いが様々で、イメージに合う表紙の用紙が探せそうです。
表紙に写真やイラストを入れる場合は、光沢のあるコート、アートポストなどの用紙や、光沢のないマット紙がよいでしょう。上質系の用紙に印刷をして風合いを出すのも良いでしょう。

本文は、コピー用紙にも使われる白の上質紙が主流ですが、クリーム色の書籍用紙を使うのも良いでしょう。
それ以外の色を使いたい場合は、色上質を本文用紙に使用する方法もあります。例えば、春の歌を集めた短歌集なら、淡いピンクの色上質さくらを使えば、本文が色めきます。

*製本を決めましょう

製本にはいくつか種類がありますが、一般的な書籍の製本方法、無線綴じまたは上製本がよろしいでしょう。中綴じでは小冊子のイメージになりがちなので、短歌集の雰囲気にはあまり適しておりません。
そして、無線綴じでも、表紙の裏側に色紙を貼る見返し加工をお勧めします。グッと高級感が増してきます。

□データを作りましょう

装丁が決まったら印刷用データを作りましょう。印刷用データはIllustratorやInDesignだけではなく、WORDやPOWERPOINTでも作成可能です。
データを作ったら、希望の仕様を伝えて印刷会社へ依頼しましょう。

最近では写真と短歌を融合させる写真短歌が流行っています。写真のイメージに合わせて歌を詠んだり、短歌のイメージに合わせて写真を選び、短歌写真集を作成しても素敵ですね。

ご自身で印刷データを作るのが難しい場合は、弊社にメールでお送りください。オプションでデータを作成いたしますので、ぜひご相談ください。
メール入稿サービスは、4~11月までの受け付けとなります。(12~3月までは繁忙期のため受付をお休みさせていただきます)

□まとめ

短歌集を作るのは、さほど難しくはありません。不明点をお問い合わせいただければサポートしたします。素敵な短歌集を作り、さらなる短歌作りへ邁進してください。


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