国際ビジネス研究センター 代表 吉廣 麻美氏に協友印刷に印刷を依頼することにした経緯とその導入効果について詳しく聞きました。
協友印刷に依頼している印刷物の概要
- 国際ビジネス研究センターでは協友印刷をどのように活用していますか。
国際ビジネス研究センターでは協友印刷に、弊社の顧客である各種学術団体が発行している定期刊行物の印刷、組版を依頼しています。具体例には次のとおりです。印刷会社とは数社お付き合いがありますが、協友印刷に発注する機会が多いです。
刊行物 | 内容 | 印刷部数 | 刊行頻度 |
---|---|---|---|
『国際ビジネス研究』 | 組版、印刷 | 1000部 | 年2回 |
某学術団体の名簿 | 印刷 | 1000部 | 年1回 |
某学術団体の論文集(英文) | 印刷 | 1000部 | 2年に1回 |
協友印刷に依頼することになった経緯
- 各種定期刊行物の印刷を協友印刷に依頼することに決めた経緯を教えてください。
3年前に、それまで印刷を依頼していた会社との取引が先方の都合により終了することになったため改めて印刷会社を選定することになりました。それまで担当していた営業の方にいくつか印刷会社を紹介してもらい、比較検討しました。うち一社が協友印刷だったのです。
協友印刷を選んだ理由
- 印刷会社、数社を検討したときの比較基準(= 比べるときの目のつけどころ)を教えてください。
学術関連の定期刊行物は、「執筆者は学術関係者。読者も学術関係者」となるのが一般的です。その前提を踏まえ、国際ビジネス研究センターでは、印刷会社に次のような要件を求めました。
要件1.「論文掲載誌にふさわしい仕上がりを実現できること」
学術論文は先生方が厳しい審査を経て完成させるものです。それら論文が掲載される刊行物には、執筆者がそれを手に取ったとき満足を得られる、「しっかりした仕上がり」が求められます。
要件2.「本の方針にデザインを提案できること」
学術誌はデザインが刷新されることの少ない媒体です。そのため、繰り返し継続して発行する定期刊行物の表紙は、「飽きのこないデザイン」が望ましいといえます。
要件3.「本格的な組版にも対応できること」
印刷会社には、印刷だけでなく本格的な組版(DTP)にも対応できることを求めました。
要件4.「文中の図表を適切に処理できること」
学術論文では、本文中に表や図が差し込まれることが頻繁にあります。新たに選定する印刷会社には組版に際して、各種図表を適切な大きさ、意匠、位置で書き起こし、差し込みができることを求めました。
要件5.「度重なる校正にも根気よく対応できること」
論文の校正は複数回に及ぶことがあります。その修正は時に、「ここは全角スペースでなく、半角スペースで」、「ここは読点(、)ではなく、ナカグロ(・)で」のように細かくなります。新たに選定する印刷会社には、これら数度の校正・修正に嫌がらず最後まで対応することを求めました。
以上の条件で、候補会社を比較検討したところ、協友印刷が弊社の求める要件を最も良く満たしていたので、ここにお願いすることにしました。
以来、『国際ビジネス研究』を始めとする各種刊行物の印刷を、協友印刷にお願いしております。印刷物の仕上がりや対応には満足しております。
先輩ユーザーからのアドバイス
- 現在、定期刊行物の印刷会社を探している企業に向けて「先輩ユーザーとしてのアドバイス」などあればお聞かせください。
第一に、刊行物(本)が得意な印刷会社を選ぶのが良いと思います。印刷会社にも特色があり、「チラシが得意な会社、刊行物など冊子が得意な会社」、「組版に対応できる会社、できない会社」、「また組版を外注に出している会社、内部でこなしている会社」など様々です。
私は定期刊行物を作りたい場合は、「冊子が得意であり」、「組版に対応可能」、「組版スタッフを内部に持っている」という会社が良いと思います。組版スタッフが内部にいる方が良いのは、定期刊行物の場合、図表が多く、また校正が何度も発生するからです。
第二に、発注側も印刷物のコンセプトを明確にする必要があります。
学術団体が発行する定期刊行物は、チラシのように「一回もの、不特定多数に分頁布する」のではなく「継続して発行、限定数に配布する」という性質の印刷物です。
その読者に継続して満足してもらうためにも、まず発注側は、その刊行物のコンセプト、すなわち「何のための本なのか」「誰に届ける本なのか」「どんな本にしたいのか」という基本方針を言語化し、印刷会社に明確に伝える必要があります。
そのとき印刷会社に求められる条件は、
第一にこちらの発注コンセプトを聞く気があり、
第二にそのコンセプトを理解できて、
第三にそのコンセプトを実現できることです。
協友印刷はこの3つの条件を満たしている会社なので仕事をお願いしています。
引き続きお世話になるかと思いますが、これからもよろしくお願いします。