自分史と回顧録の印刷・製本をキョウユウに依頼
- 今回、キロク舎では、キョウユウにどんな印刷を依頼したのですか。
キョウユウには、キロク舎が制作した、お客様の自分史、回顧録の印刷、製本を依頼しました。詳細は次のとおりです。
- 自分史:「幾山河 生きて来しかな、この卒寿」
【本の仕様】
・表紙は紺色の布張りにし、表題の文字は銀箔
・表題の文字はお客様に筆を揮っていただきました
・お客様のご依頼により家系図も収録
・配偶者のインタビューも盛り込んでいます
・本文は目に優しいクリーム色の用紙を使用
・全体で188頁で、厚さは12㎜
・執筆、版下DTP制作はキロク舎(InDesign使用)
・印刷部数は50部(カバー布装部分はひとつひとつ手作り)
【本の内容】
広島県の山間部で数十年にわたり小学校教員を務めた、ある男性の生涯を記す
- 回顧録:「未来へつなぐ街づくり ~ 合併に込めた夢」
【本の仕様】
・お客様からご提案された写真が表紙
・カバーはフィルム加工し、光沢感を演出
・幼少期のご本人やご家族の写真などを豊富に掲載
・これまでご本人が手がけてきた文書なども収録
・本文は目に優しいクリーム色の用紙を使用
・全体で212頁で、厚さは17㎜
・執筆、版下DTP制作はキロク舎(InDesign使用)
・印刷部数は350部(250部印刷した後、100部増刷)
【本の内容】
山口県小郡町で町長を務めた著者が、自身の最大の仕事となった、山口市との市町村合併を振り返って記した回顧録
最初に自分史『幾山河~』の印刷・製本をキョウユウに依頼し、その仕上がりが良かったので回顧録『未来へつなぐ~』のも引き続き依頼しました。
■ キョウユウを選んだ理由
- 印刷・製本をキョウユウに依頼した経緯を教えてください。
キョウユウを選んだ理由は、「サンプル本を事前に提示してくれた」ことです。
自分史は、お客様の人生を記念する出版物なので、仕上がりを「布製上製本、銀箔押し」にすることは最初から決めていました。印刷会社も「上製本の制作が可能なところ」という基準で探しました。
しかしネット検索で出てきた多くの会社は、上製本について「対応不可能」か、あるいは「対応可能だがサンプルは出せない」というところばかりでした。
布製の本は「手に取ったときの質感・重み」も重要です。また箔押しの方も、今回は自筆の筆文字を使います。細く複雑な文字形状なのでキレイに箔押しするのはけっこう難しいはずです。
印刷・製本は一発勝負です。見切り発車で作って、お客様の意に沿わない仕上がりになることは、避けたい。でも、キョウユウは事前に布製本も箔押しも両方ともサンプルを見せてくれるので安心できました。
サンプルさえあれば、お客様にも事前にお見せできます。顧客満足を担保する上で、非常に助かります。
そして、実際のサンプルを見ると、布張りも箔押しも文句無しの仕上がりでした。おかげで安心して本印刷を頼めました。納品されてきた50部の出来栄えは、お客様にもたいへん満足いただけました。
■ 2回目の発注での感想
- 2冊目の回顧録のご感想はいかがでしたか。
これも素晴らしかった。この回顧録はカバー全面を覆う写真の発色が重要ですが、印刷の仕上がりには、お客様も非常に満足していました。キョウユウによれば、「オンデマンド印刷なので、インキではなくトナーによる印刷になる。しかしトナーは、紙への食いつきではやはりインキに劣る。ツルツルのPPにトナー粉をどう定着させるかを工夫しました」とのお話でした。努力して良い本を作ってくださったことに感謝します。
■ 先輩ユーザーからのアドバイス
- いま上製本の印刷・製本を考えているひとに向けて「先輩ユーザーとしてのアドバイス」などあればお聞かせください。
やはりサンプルを見せてくれる会社がいいと思います。どんなに説明が詳しかろうが親切だろうが、やはりサンプルという「現物」にはかなわない。印刷物は、刷った後ではどうにもなりません。失敗を防ぐにはサンプルを自分の目で見て確かめる、それがいちばん確実な方法です。